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はるか後ろの3着争いを尻目に、王座を目指す2頭がシノギを削り合った。勝ったのはキャリア1戦の2番人気、ミルコ騎乗のリオンディーズ。3/4馬身差で涙を飲んだのは、大記録がかかった武豊騎手とともにスポットを浴びた1番人気エアスピネルだった。
「ユタカさんが朝日杯だけ勝ってないことをレースのあとに聞いた。ゴメンナサイと言ったけど、阪神で初めて勝ったGIでとってもとってもうれしい」と、ミルコが声を弾ませた。
ちょうど10年前のオークスのゴール前で、リオンの母シーザリオ(1着)と、スピネルの母エアメサイア(2着)が叩き合ったことも初めて知らされたが、その勝負強い血統に賛辞と感謝を口にした。
「お母さん、お兄さん(エピファネイア)とすごい家族。お父さんのキングカメハメハも。ドゥラメンテ(自身が乗った2冠馬)のお父さんだからね」。それぞれ受け継がれたDNAが、10年後に再びこんなドラマを演出してみせたあたり、ギャンブルだけではないブラッドスポーツとしての一面をのぞかせた。
「お母さんはお母さん。子供は子供」と言うのは角居調教師だ。結果はたまたま母親同士と同じになっただけ。条件が異なれば違う結果になっていたかもという思いも合わせ持つ。まして子供同士のライバル・ストーリーは、今始まったばかりだ。
JRA・GI完全Vが来年に持ち越されたユタカは「馬の状態は良く、いい走りでいいレースはした。完敗」とサバサバした表情だったが、「来年が楽しみな馬」とも。声には出さなかったが、クラシックでのリベンジへの思いは、天才のなかでもうフツフツと沸き上がっているに違いない。(夕刊フジ・南庄司)
1: :2015/12/20(日) 16:45:33.14 ID: